日本ではまだまだ馴染みがない「ピル」・・・
女性同士でのおしゃべりで「ピル」の話題が出たことはありますか?
日本では避妊を話す事はタブーとされているせいか、あまり話されないのが「ピル」事情です。
実際、あなたの周囲でも「ピル」をうまく使ってる人はいるはずなのに・・・
日本で「ピル」が解禁されてからまだ20年に満たない一方で、アメリカではすでに約60年も「ピル」は使われてきました。
つまり、世界的にみると「ピル」の歴史は長く、多くの女性に使用されていると言えます。
今回は日本でも徐々に普及されつつある「ピル」についてお話したいと思います。
副作用が大幅に改善「低用量ピル」
ピルが敬遠されがちな理由のひとつとして、副作用による不安があげられます。
【ピルの副作用】
● 血栓症
血の固まりができやすくなり、脳梗塞、エコノミークラス症候群などの病気のリスクが高くなります。
● 乳がん・子宮頸がん
ピルを服用している女性の方が起こりやすいと言われています。
● プロゲステインの作用による副作用
頭痛・吐き気・乳房のはり・体重増加・微熱 など
しかし、副作用は服用し始めに多く、徐々に緩和されてくることがほどんどのようです。
また「低用量ピル」が開発されたことによってピルの副作用は飛躍的に少なくなりました。
「低用量ピル」の効果
低用量ピルは、心配される副作用が大幅に軽減された安全性の高いピルです。
避妊効果はほぼ100%とされています。
また避妊効果だけでなく、以下のような効果があることから、避妊目的以外で服用している女性が多くいらっしゃいます。
(効果1) 月経困難症、子宮内膜症の改善
ピルの内服によって、血中のホルモン量を安定させ、月経前症候群や月経困難症など女性特有の悩みを改善することができます。
(効果2) ニキビや多毛症の改善
男性ホルモンの影響を強く受ける、ニキビや多毛症をピル(女性ホルモン)を内服することで改善できます。
(効果3) 子宮体がん、卵巣がん、大腸がんのリスクを減少する
ピルの長期内服によって、子宮体がん、卵巣がん、大腸がんの発生率を低下することが期待されています。
ピルを服用できない人もいます
多くの効果をもたらすピルですが、次の項目に該当する方には処方できない場合があります。
正しくピルを使う為にも、医師による判断・処方が必要です。
● 思春期前の方
● 40歳以上の方
● 肥満・糖尿病・脂質代謝異常がある方・喫煙者
● 妊婦・授乳中の方
● 常用薬がある方 など
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こちらのコラムでは、今後も女性特有の婦人科系のお悩みについてお話していきたいと思います。