あまり知られていないクリトリス包茎
男性が抱える「包茎」の悩みは良く知られていますが、女性にも包茎があることはご存知でしょうか?
女性器の「クリトリス」(陰核)に皮膚が大きくかぶさっている場合「クリトリス包茎」の可能性があります。
今回はあまり知られていない「クリトリス包茎」のお話をさせていただきます。
クリトリス包茎とは?
クリトリスは男性器でいうところの亀頭に相当する部位です。
男性器と同じく海綿体から出来ていて、性的興奮によって勃起します。
クリトリスはクリトリス包皮という皮で覆われていますが、成長と共に包皮はむけてきて、普段からクリトリスが出た状態の人もいれば、性的興奮で勃起した時だけクリトリス包皮がむける人がいます。
こういったメカニズムは男性器のそれと全く同じですね。
ちなみに・・・
【仮性クリトリス包茎】手で包皮をむくことができる
【真性クリトリス包茎】手で包皮をむくことができない
と呼ばれています。
(この場合全体の約3分の1〜3分の2程度の露出が望ましいとされています。)
クリトリス包茎だと困ること
クリトリス包茎の一番のデメリットは衛生面の問題です。
クリトリス包茎があると包皮の間に汚れが溜まりやすい環境となってしまいます。
溜まった汚れは恥垢となり、悪臭や炎症を引き起こす原因となります。
● 下着を脱いだ時に悪臭を感じる
● パートナーに臭いを指摘された
● デリケートゾーンが頻繁に炎症を起こす
そんな経験がある方はクリトリス包茎を疑ってもいいかもしれません。
また、クリトリスは本来、性的快感を得る部位なので、正常な露出ができないと性的快感を得られないため「セックスに前向きになれない」「不感症をパートナーに疑われた」などの悩みに発展する場合があります。
クリトリス包茎の解決法「クリトリス包茎術」
クリトリス包茎の原因の多くは生まれつきの体型によるものです。
また「小陰唇の肥大」や「副皮の肥大」とも密接な関係にあります。
いずれにしても根本的な解決方法は婦人科形成術による改善です。
クリトリス包茎術は余分なクリトリス包皮を切除して、クリトリスを適度に露出させる施術です。
当院のクリトリス包茎術は、極細で体内で溶ける吸収糸を使用します。
吸収糸による丁寧な形成外科的縫合を行うため、傷跡はほとんど目立たなくなります。
抜糸の必要もないので、通院の負担もありません。
手術時間は平均30分ほどで日帰りが可能です。
局所麻酔で手術は行いますが、痛みが苦手な方は、笑気ガス麻酔を使用できますのでご相談ください。
術後の痛みも、処方する鎮痛剤で十分にカバーできる程度ですのでご安心ください。
小陰唇肥大や副皮肥大を合併している場合、同時に手術することも可能です。
なかなか人には相談しづらい女性器の悩み。
当院では専門の女性カウンセラーが丁寧かつ真摯に向き合ってご相談に応じます。
一人で悩んでいるあなた!ぜひお気軽にご連絡、ご相談ください!
こちらのコラムでは、今後も女性特有の婦人科系のお悩みについてお話していきたいと思います。