膣だって歳をとります
歳を重ねると、どこに老化を感じますか?
顔のしみシワ、体型の崩れ、手の血管等・・・
目に見えるところは分かりやすく老化を感じることができますが、目に見えない所にも、確実に老化現象は起こっています。
女性のデリケートゾーンも然りです。
特に女性の身体は妊娠や、出産、閉経に伴い、大きな変化が現れます。
「膣のゆるみを感じるようになった」
「膣の潤いが足りず、性交痛を伴うようになってきた」
「尿意を我慢することが難しくなってきた」
「尿漏れが頻繁になってきた」
「膣にかゆみを感じることが増えた」
このような症状はすべて「膣の老化現象」の疑いありです!
今回はとくに「膣のゆるみ」についてお話ししたいと思います。
あなたの膣圧は大丈夫?
女性の膣圧が弱くなる原因は主に「出産による膣のダメージ」そして「加齢による膣の筋力の衰え」が考えられます。
自分の膣圧に問題があるか否か?
それを知る事はなかなか難しいことです。しかし、パートナーからの指摘や(これはなかなかショックな出来事です。)湯船につかった時に、膣内にお湯が入るという経験から、膣圧に不安を感じ始める方もいらっしゃると思います。
膣圧は専門医で計測することもできますが、自分の指を使って簡易的にチェックする方法がありますので、ぜひ試してみてください。
〜 膣圧セルフチェック 〜
指を清潔に保った状態で行ってください。
肩幅に足を開いて立ち、指を2本膣内に挿入します。その状態で膣をギュッと締める動作を行います。この時に指が締めつけられる感覚があれば、膣圧に問題はない、と判断してよいでしょう。
「膣トレ」試してみませんか?
膣圧はトレーニング次第で改善することもできます。
膣トレは骨盤底筋を鍛えることで、膣の収縮、締め付けを改善するトレーニングです。
膣トレは「尿漏れ」や「子宮脱」の予防にもなりますし、インナーマッスルの強化、ヒップアップ効果も期待できますので、ぜひ試してみてください。
① 足を肩幅に開き立ちます。この時、力を抜いてリラックス。
② 肛門を締めるイメージで膣をギュっと締めます。そのまま5秒キープ。
③ その後、一気に脱力で緩めます。そのまま5秒キープ。
②と③を5回繰り返して1セット。一日10セットを目安に行います。
徐々に膣を締めるキープ時間を延ばし、回数を増やすことでより効果を感じられるようになります。
ここでは立位を紹介しましたが、座位や仰向けで寝て膝を立てたスタイルでも基本は同じですので、ぜひ日課として取り入れてみてください。
ゆるんだ膣を改善!「膣縮小術」
当院の膣縮小術は、緩んでしまった筋肉を修復し、膣の入り口だけでなく、膣壁も縮小することが可能です。
当院では2種類の膣縮小術をご用意しています。
● ヒアルロン酸注入で膣を縮小する
高品質のヒアルロン酸を膣壁に注入することで内側の緩みを改善します。
● 切除縫合手術で膣を縮小する
膣の入り口から、子宮入り口付近までの膣壁の皮膚を切除縫合することで、膣の縮小を行います。
なかなか人には相談しづらい女性器の悩み。
当院では専門の女性カウンセラーが丁寧かつ真摯に向き合ってご相談に応じます。
一人で悩んでいるあなた!ぜひお気軽にご連絡、ご相談ください!
こちらのコラムでは、今後も女性特有の婦人科系のお悩みについてお話していきたいと思います。